金井の獅子舞 80年ぶりの舞い披露 無形文化財50周年を記念し
町田市無形民俗文化財第1号に指定されている「金井の獅子舞」(金井の獅子舞保存会・斎藤光一会長)が今年で指定50周年を迎え、周年を記念して昭和初期以来行われていない「雨乞いの舞い」を80数年ぶりに演舞する。
町田市金井町に代々伝わる「金井の獅子舞」は、江戸・寛文期より「慈雨と五穀豊穣および悪魔祓い」を祈り、約340年にわたり舞い続けられている。
2匹の雄獅子と1匹の雌獅子、そして河童が登場する金井の獅子舞。獅子は龍の頭を持ち、舞うときは足をT字型に踏むことがほかの獅子舞との大きな違いとなっている。舞は物語になっており、それぞれの舞には、ほかに神官、天狗、傘鉾、名主なども登場する。
指定50周年の記念の舞いは、14日(土)、15日(日)に行われる金井の八幡神社祭礼で披露される。当日は大山阿夫利神社を詣で、「雨乞いの神水」を授かる。14日は、かがり火獅子舞を奉納し浦安の舞いなどを披露する(午後6時40分〜7時30分・同神社境内)。
15日は昭和初期以来行われていない「雨乞いの舞い」が鶴見川の下川戸橋付近(金井入口信号そば)で行われる(午前9時から15分ほど)。「当時、大山阿夫利神社を詣でた先輩がご健在なので、いろいろ教わり、これまで稽古を重ねてきた。80数年ぶりですのでぜひ、見に来てください」と同保存会。
その後は、ご神水散水の儀(9時から正午、同神社など)、名主邸での舞い(午後1時30分〜2時・金井クラブ)などが行われる。また午後3時15分より同神社境内で獅子舞いが奉納される。
問合せは横山さん【携帯電話】080・1127・0155へ。
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