神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2013年11月7日 エリアトップへ

HIV性感染症 学生主体で啓発活動 若者らの感性を生かしアピール

公開:2013年11月7日

  • LINE
  • hatena

 HIV・AIDS、性感染症の正しい知識と相談・検査の普及のために桜美林大学の学生が同大学園祭で啓発活動を行った。学生が主体となり町田市保健所、大学が協力し、性感染症について啓発活動をするのは稀。

 11月3・4日に行われた桜美林大学園祭。様々なブースが並ぶ中、学生たちは性感染症について多くの人たちに呼び掛けた。「HIV、性感染症について知っていますか?」

 ブースでは、HIV、性感染症に関する知識をしってもらおうとクイズ形式のスタンプラリーや予防に最も効果があるコンドームの展示、病院や保健所で検査が受けられることなど記したポスターの展示など、より具体的に訴えられるように工夫している。

 ポスターやチラシは学生がデザインした。「内容が分かりやすくても、まず見てもらわないと。できるだけ興味を持ってもらえるようにデザインしました」とリーダーを務める橋本葵さん(リベラルアーツ学群3年)は話す。

 この活動は3年前から始まり、初年度は町田市保険所が主体となり、市内の学生からキャッチコピーを募集し、またHIV検査促進のキャンペーンを行った。2年目は同保健所と大学が連携し学生を募集し、学園祭などで啓発活動を行ってきた。

 3年目の今年は、学生が主体となり、スタッフを学生たちが集め、計画を立て、活動を行った。「デリケートな問題で、アピールする方法は難しいけど、その分やりがいがある」とスタッフの学生。今年は8人の学生が集まった。

 今回の企画は、検査することに心配しないように学生たちがストーリーを作り、撮影した動画を上映したり、OGのさるびあ亭かーこさんと協力して紙芝居上演などを行った。

 同保健所は「日本でのHIV感染者は1日に4人の割合で増えている。先進国では唯一増加している国。20代〜30代に集中しているため、予防のためには10代後半から20代前半の学生が関心を持ってもらうことが大切」と話す。また学生の発想を取り入れることで、同世代の人たちに伝わりやすくなったという。また今後はフェイスブックなどSNSを利用して若者が受け入れやすいような情報を発信していくという。
 

町田版のトップニュース最新6

観光スポットとして定着

原町田七福神

観光スポットとして定着

活性化目指し15年

4月25日

美大生の卒業後 応援

市内画廊

美大生の卒業後 応援

展示 若者に無償

4月25日

「子どもの権利」明確に

町田市

「子どもの権利」明確に

条例 5月5日施行

4月18日

相原に「地元推し」かるた

相原に「地元推し」かるた

今月、販売 魅力再発見狙う  

4月18日

チーム盛り上げ、20年

ゼルビアスポーツクラブ

チーム盛り上げ、20年

教室運営 地域とつなぐ

4月11日

名物商店街 今月、代替わり

名物商店街 今月、代替わり

町田仲見世 歴史引き継ぎ

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook