町田市民としてパラリンピック自転車競技で初めてメダルを獲得し、町田市で6人目となる市民栄誉彰の表彰を受けた鹿沼由理恵選手=写真(JR町田駅前で撮影)。本紙では鹿沼選手の私生活、リオデジャネイロパラリンピックのこと、これからのことなど数回に分けて掲載します。1回目の今回は「出発」について。
町田市内で一番好きな場所は町田駅前のモニュメント『動く彫刻』前だという。
「スタートの場所だと思うんです。ストリートミュージシャンの人も夢を掴みとろうと、第一歩を踏み出す場所ですよね。クルクル回っているところが、私の好きな場所なんです」と鹿沼さん。
厳しい練習に参加するときも、海外遠征に行くときも、もちろんブラジルに行くときも、この場所からスタートした。
体を動かすのが好きな女の子だった。軽くランニングする程度だったが、24歳の時、「クロスカントリー」と出会い、世界が一変した。3年後に初めて世界選手権に参加し、世界が挑戦する舞台となった。そして2年後の2010年にバンクーバーパラリンピックに初出場。あと一歩、メダルに届かなかった。
「どんなことがあっても、帰るところが町田にあるから、町田が好きです。また英気を蓄えて、クルクルのところから出発します」
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