「暗い」「広いのにもったいない」と地域住民が声を上げている京王相模原線「多摩境」駅改札前のピロティー空間に、今までにないにぎわいを創出するために、地元企業が企画を進めている。その名も「おやマルシェ」。8月5日(土)、午前9時から午後1時まで。入場無料。同空間で初の開催。
「おやマルシェ」は小山ヶ丘の異業種連携、産学公連携を目的とした研究開発型企業が集まる事業協同組合「まちだテクノパーク」が企画、運営を行うイベント。同パーク事務局長の菅野英昭さんは「地元のちょっと素敵なものが集まるマルシェで街の魅力を再発見しませんか。普段駅を利用する人も『おや?』と、ふと覗きたくなる、楽しげでにぎわいの感じられる空間をプロデュースしていけたら」と呼びかける。
毎年秋に同パークで開催される地元の祭り「アレサふれあいまつり」で交流のある岩手県一関市から前日に収穫された新鮮野菜が直送され、店頭に並ぶ。東日本大震災の復興支援を通じて交流が始まった一関市は、同まつりの第1回より出店し、その新鮮な野菜には毎年多くのファンが詰めかける。今回、交流機会を増やしたい一関市とピロティーをにぎやかにしたい地元の思いが合致し、おやマルシェの開催となった。
女性の意見を取り入れ、マルシェとしての什器や屋台などの形にもこだわった。「市場でなくマルシェ。やるからにはオシャレに。格好よくしたい」と菅野さん。一関市の新鮮野菜のほかには、同パークが関わり開発した「シルクメロン」の関連商品や、無農薬栽培の津久井産ブルーベリー、堺第2高齢者支援センターからは高齢者の名前や電話番号などが載るキーホルダーの販売も。「まだまだ出店者を募集しています。みんなで多摩境を盛り上げましょう」。ブース料は同パークが負担するという。「これまでにもこの空間を活かそうと様々な取り組みが企画されてきました。今回、形にしたものがきっかけとなり、この空間ににぎわいが創出できれば」と菅野さん。
出店申し込み・問合せは、まちだテクノパーク【電話】042・798・5105へ。
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