福島県の三春滝桜、山梨県の山高神代桜と合わせて“日本三大桜”と呼ばれる岐阜県本巣市の根尾谷淡墨桜。その子孫樹が同市から寄贈され、7日、町田さくらまつり芹ヶ谷公園会場で植樹式が行われた。
町田市は2017年12月に策定した「町田市観光まちづくりリーディングプロジェクト」の一つとして、桜をテーマとした観光まちづくりに積極的に取り組んでいる。桜の名所づくりや、地域が主催する祭りの支援なども行う。
取り組みの一環として、岐阜県本巣市から大正11年に国の天然記念物の指定を受けた「根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)」の子孫樹が寄贈された。本巣市の根尾淡墨桜(品種は江戸彼岸桜)は樹齢1500年以上といわれ、つぼみのときは薄いピンク、満開時は艶やかな白色、散り際に特異の淡い墨色になる点が特徴。高さは約17m、大人5人で囲むほどの幹の太さがあるという。今年は4月1日に開花した。
セレモニーに参加した藤原勉本巣市市長は「200年、300年と後世に残る木になってほしい。今後は桜を通して、いろいろな形で町田市と交流できればと思います」と話した。寄贈された子孫樹は樹齢13年、高さ約5m。植樹式には近隣の町内会の会長、小学生や未就学児などが参列した。数多くの桜の名所がある町田市。来春が楽しみになるような新たなお花見スポットがまた一つ誕生した。
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