神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2018年4月19日 エリアトップへ

タケノコ収穫 認知症の人も活躍の場 地元有機栽培農家が協力

社会

公開:2018年4月19日

  • X
  • LINE
  • hatena
協力してタケノコを掘る(13日)
協力してタケノコを掘る(13日)

 認知症でも「働ける」。若年性認知症当事者の就労支援と居場所づくりに尽力するHATARAKU認知症ネットワーク町田(松本礼子代表)では現在、認知症当事者たちが下小山田町の町田市所有地の竹林を整備し、「タケノコ掘り」に勤しんでいる。採れたタケノコを販売し、その利益を還元することが目的。

 協力するのは小野路町で無農薬・有機栽培を行う「おおるりファーム」(青木瑠璃代表)だ。昨年12月ごろ、松本さんが青木さんに家庭菜園について相談したことから交流が始まった。

 もともとイラストレーターの青木さんは市の農地あっせん事業を受け、世田谷区から移転。本業を休業し、遊休農地を活用した無農薬栽培に取り組んでいる。「これまで認知症に対する理解はなかった」という青木さん。付き合いのある市の北部丘陵課に働きかけ、今年2月に市所有の竹林を借りると、6000平方メートルの広大な土地の開墾から整備を進めた。「ようやく採れるようになってきた」。今はほぼ毎日、認知症当事者とボランティアスタッフたちとともに作業を行っている。採れたタケノコは現在「ぼたん・しゃくやくまつり」が開催中の町田ぼたん園で販売している。5月8日(火)まで(入園料は別途必要)。

収穫祭を開催

 4月28日(土)には竹林で「収穫祭」を開催する。参加費は大人2000円、子ども・認知症当事者は1000円、ボランティアスタッフは無料。参加者全員にタケノコ1本のお土産つき。「採れたてのタケノコを焼いたり、炊き込みご飯にして皆で食べましょう」と青木さん。食事後は竹を使ってオモチャを工作して楽しむ。募集は30人。

 竹林は「下小山田」バス停下車徒歩5分。車は多摩丘陵病院(下小山田町1470)第二駐車場に駐車を。申し込みはHATARAKU認知症ネットワーク町田事務局【携帯電話】090・3437・8123青木さん(おおるりファーム)へ。

タケノコご飯を楽しむメンバー(13日)
タケノコご飯を楽しむメンバー(13日)

町田版のトップニュース最新6

観光スポットとして定着

原町田七福神

観光スポットとして定着

活性化目指し15年

4月25日

美大生の卒業後 応援

市内画廊

美大生の卒業後 応援

展示 若者に無償

4月25日

「子どもの権利」明確に

町田市

「子どもの権利」明確に

条例 5月5日施行

4月18日

相原に「地元推し」かるた

相原に「地元推し」かるた

今月、販売 魅力再発見狙う  

4月18日

チーム盛り上げ、20年

ゼルビアスポーツクラブ

チーム盛り上げ、20年

教室運営 地域とつなぐ

4月11日

名物商店街 今月、代替わり

名物商店街 今月、代替わり

町田仲見世 歴史引き継ぎ

4月11日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook