町田新産業創造センター(木島暢夫代表)と相模女子大学・相模女子大学短期大学部(風間誠史学長・相模原市)が7月16日、起業家教育等に関する連携協定書に調印した。これによりイノベーション人材や起業家育成で協力し、新しい企業やビジネスの誕生を促進させる。
町田市は今年の3月に策定した「町田市新産業振興計画19-28」に基づき、「立ち上げる」チャレンジを推進するため、幅広い世代に向けた起業・創業の魅力の発信に取り組んでいる。この一環として、起業家教育や創業機運の醸成を目的として「相模女子大学・相模女子大学短期大学部と株式会社町田新産業創造センターとの連携に関する協定書」を締結した。
町田市と相模原市の行政と2市を生活圏とする地域の大学、企業などが協働する「さがまちコンソーシアム」として付き合いがある両者。協定は緊密な連携と協力により、地域産業の振興を図るため、起業及び創業につながる人材育成を通じて、地域経済の発展に寄与することを目的とする。
女性教育の草分けとして120年近い歴史を持つ相模女子大学は来年4月、女子大学初の「社会起業家育成のための専門職大学院」の設置を予定。2年間のMBAコース(社会起業修士)で、地域や社会の課題をビジネスで解決する実践的なノウハウが学べるという。
地域活性化を目指し
このほど町田市役所で行われた協定調印式には大学、センターそれぞれの代表者が出席し、主な連携・協力事項などを確認した上で、協定書にサインした。同センターの木島代表取締役(町田市副市長)は「今回の協定はこれまでの積み重ねの成果である。お互いが協力し合うことにより、大きなテーマである地域の活性化につながっていくものと感じている。当センターの入居者と大学院生の交流の場の構築をはじめ、さまざまな事業を展開できれば」と話した。また、同大学の風間学長は「大学がこの10年間で取り組んできた大きな柱の一つが地域連携活動。その中で具体的な形としてこのように協定を結べることができて本当に心強い。今後は町田市全体とも連携していきたい」とあいさつした。
町田版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|