大和駅前再開発事業による市立図書館と芸術文化ホール建設にともなう大和天満宮の明け渡しが、来年1月以降になる見通しとなった。これを受けて大和天満宮の氏子総代会(山崎貞夫会長)では、初詣客の迎え入れ準備を始めている。
再開発の地権者でもある大和市によると、施工組合が開いた11月22日の臨時総会で再開発に必要な権利変換計画案が承認された。 これを受けて組合は、市を通じて県に計画の認可申請を提出。手続きが順調に進めば12月末にも正式に認可される見通しだという。
県の認可により権利変換期日が決まり、この日から組合員がもつ従来の土地の所有権と借地権などが消滅し、再開発用地を地権者が共有することになる。こうして建物などの明け渡しや解体除去が始まる。
この手続きが秋ごろまでに行われる見通しだったため、大和天満宮の氏子総代会では8月の例大祭を最後に敷地と社屋を明け渡し、ご神体を敷地外に仮安置する準備に入り、11月の七五三や初詣などは執り行わないことを申し合わせていた。
11月22日の権利変換計画の承認で実際の明け渡しが越年する見通しとなったことで、地域住民に配慮して正月三が日の初詣と1月14日のどんど焼きまでの行事を復活させることにした。
大和天満宮では「現在の天満宮の見納めになります。ぜひお参りください」と話している。
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