子どもたちを被災地へ 新規事業として市が支援
大和市こども・青少年課が今年度の新規事業として東日本大震災の被災地に小中学生を派遣する「こども体験事業」を8月上旬に企画している。この事業の企画運営をする実行委員を一般から募集する。
「こども体験事業」は、市内在住の小学5・6年20人と中学生10人を対象に、夏休みを利用し、2泊3日で東日本大震災の被災地を訪問。ボランティア活動や現地の人との交流などを体験する、青少年育成の一環として企画されている事業。事業費は140万円。
この事業は2012年度まで実施されていた少年洋上体験の代替案として企画されたもの。使用していた大阪市の所有する帆船『あこがれ』の売却により廃止になったことを受け、市が「他の船を使用する案もあったが、子どもたちに被災地の今を見せたい」と立案した。
一般から募った10人と、被災地へのボランティア活動を行っている市子ども会連絡協議会や大和リバティライオンズクラブ、大和災害ボランティアネットワークなどの団体にも呼びかけ、実行委員会を設立する。
4月24日(木)から会合を開き、具体的な訪問先と宿泊場所、ボランティアの体験内容、事前事後の研修内容、費用も含めて決めていくという。被災地には市職員と実行委員4人も随行し、子どもたちの活動をサポートする。
実行委員は、18歳から25歳までの青年を対象に4月1日から先着順で受け付けており、応募方法は【1】住所、【2】氏名(ふりがな)、【3】生年月日、【4】連絡先を直接又は電話で大和市こども・青少年課へ伝える。締切は4月18日(金)。同課によると書類選考や面接などは予定しておらず、被災地で子どもたちと一緒にボランティア活動するための企画・運営に興味がある人なら誰でも参加できるという。定員に満たなかった場合は、再募集する。被災地を訪問する小・中学生は、6月から広報やまとや学校を通じて募集していていく予定。参加費や日程などは未定。
申し込み、問い合わせは、市こども・青少年課/【電話】046・260・5224へ。
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