神奈川県衛生研究所は11月25日、第46週(11月14日から20日)の、インフルエンザの定点あたりの患者報告数が、流行開始の目安となる「1」を超える1・31になったと発表した。昨シーズンより1カ月ほど早い流行開始となる。大和市内でもすでに、インフルエンザが原因による学級閉鎖が出始めており、注意が必要となっている。
インフルエンザについて県では、県内346カ所の医療機関を定点として指定。それぞれの医療機関から週1回、患者数が県に報告されている。
前週第45週の県全体の1定点あたりの患者報告数は0・54だったことから、ここ1週間で大幅かつ急激に増加した形だ。
地域別では、大和市と綾瀬市の2市を管轄する厚木保健福祉事務所大和センター地域内で1・55と、県全体の数値よりも少し高くなっている。
なお、県内では座間市、海老名市、厚木市、愛川町、清川村の5市町村を管轄している厚木保健福祉事務所の地域が、3・88と最も高くなっている。次いで、秦野市と伊勢原市の2市を管轄する平塚保健福祉事務所秦野センターが2・20と続いている。
文ヶ岡小で学級閉鎖
市内では11月19日、今シーズン最初となるインフルエンザが原因による学級閉鎖が文ヶ岡小学校3年生の1クラスで行われた。その後、同校の1年生1クラスも、同様の理由で学級閉鎖となっている。
昨シーズンのインフルエンザによる最初の学級閉鎖は2016年1月19日の福田小学校となっており、学級閉鎖でみると、2カ月早い流行となっている。
予防よびかけ
県衛生研究所や大和市などでは、インフルエンザの予防を呼びかけている。
インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウィルスを直接吸い込むことや、ウィルスが付着した手で目や鼻、口を触れることで感染するとされており、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用などが効果的という。
大和版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>