神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2017年1月27日 エリアトップへ

市内2団体 県指定・市指定NPOに 税制優遇で寄付を促進

社会

公開:2017年1月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
「ケアびーくる」のメンバーら
「ケアびーくる」のメンバーら

 市内NPO法人「ワーカーズ・コレクティブケアびーくる」(奥平ますみ理事長)と「地域家族しんちゃんハウス」(館合みち子理事長)が、神奈川県の指定と大和市の指定の両方を受けた。県と市ともに指定を受けるのは2団体が市内で初めて。

合計10%の税額控除

 県指定や市指定のNPO法人になると、県民税・市民税の寄付金税額の控除が受けられ、寄付をする人にとってメリットになり、NPO側にとっても寄付が集まりやすくなる。

 県指定では寄付金から2000円引いた額の4%が県民税から税額控除され、市指定では同じく寄付金から2000円引いた額の6%が市民税から税額控除される。例えば、県指定・市指定どちらも受けているNPOに1万円寄付する場合、2000円引いた額(8000円)の10%(800円)が税額控除の対象となる。

「認定」へのステップに

 県指定・市指定よりも、さらに税制を優遇されているのが「認定NPO」。認定NPOになると、寄付額から2000円を引いた額の40%が所得税から控除される。県指定NPOであることが、認定を受けるための判断基準の1つになる。

「寄付への理解を」

 昨年3月に県指定、同12月に市指定を受けた「ケアびーくる」は、1人での外出が困難な人を対象に、車での送迎と介助サービス行う団体。1998年から活動を始め、年間200人以上に利用されている。今回の県指定と市指定NPOになったことを受け、菅野待子副理事長は「利用者の経済的負担は増やせないので、活動を維持していくためには寄付に頼らざるを得ない。今回の指定で、さらに税制優遇を受けられる『認定NPO』を目指すための一歩になった」と話した。

 昨年10月に県指定、同12月に市指定を受けた「地域家族しんちゃんハウス」は、放課後児童クラブや子育て支援を行う団体。南林間の施設のほか、イオンモール大和4階の「こども〜る」の運営も担う。館合理事長は「県と市から指定を受けたことで私たちの活動を知り、寄付への理解が一層広まれば」と話した。

大和版のトップニュース最新6

地元の店に手作り広告

渋谷小学校6年2組

地元の店に手作り広告

24店にお届け

2月7日

小3が機転、詐欺防ぐ

小3が機転、詐欺防ぐ

大和警察署から感謝状

2月7日

2部リーグ優勝目指す

大和シルフィード

2部リーグ優勝目指す

浅間神社で必勝祈願

1月31日

「オンライン商店街」始動

大和マイスターズクラブ

「オンライン商店街」始動

インスタ活用で地域活性

1月31日

救急出動が最多更新

大和市消防本部

救急出動が最多更新

1日あたりの件数も

1月24日

「今後も感染対策を」

インフルエンザ

「今後も感染対策を」

手洗いなどを徹底して

1月24日

あっとほーむデスク

  • 2月7日0:00更新

  • 1月31日0:00更新

  • 1月24日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大和版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月11日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook