高齢者の事故割合が増える中、大和市は高齢ドライバーの交通事故防止対策として、県内で初めてドライブレコーダーを活用した安全運転診断「シルバー・ドライブ・チェック」を開始する。
「シルバー・ドライブ・チェック」は、市内在住で70歳以上の高齢ドライバーが対象。市が、自動車の運転を映像などで記録するドライブレコーダーを無償で貸し出す。高齢ドライバーは自身の運転状況を客観的に把握し、運転の特性を確認したり、専門家からアドバイスしてもらうことで、免許証の自主返納について家族などと話し合うきっかけにつなげるのが狙い。
全国的にアクセルとブレーキの踏み間違いや道路の逆走などで、高齢ドライバーが加害者となる事故が発生し、ニュースなどで取り上げられている。
今年3月12日からは道路交通法の改正により、75歳以上のドライバーが、信号無視や通行禁止違反など一定の違反行為があった場合、免許更新の際に受ける認知機能検査を更新期間前でも臨時に受けることなどが規定されている。
市では、実際の運転状況を客観的に映し出すドライブレコーダーの映像を確認してもらうことで、自分の運転特性を把握したり、免許証の自主返納について家族などで話し合ったりするきっかけになれば、と話している。
ドライブレコーダー設置の申込みは、4月10日(月)から20日(木)の間に、市役所道路安全対策課へ直接かまたは電話(【電話】046・260・5119)で。定員は5人で定員を超えた場合は抽選。実施日程などは当選者に個別に通知される。
高齢者事故件数昨年初3割超に
大和市内の交通事故件数は15年連続で減少しており、事故件数・負傷者数ともに10年前に比べほぼ半減している。
事故件数が減少する一方で、高齢者が事故に占める割合は増加傾向にある。2016(平成28)年は前年比53件増の250件で、事故全体に占める割合が初めて30%を超えた(31・9%)。
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