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大和版 公開:2023年1月1日 エリアトップへ

寄り添う施策、今後も 大木哲市長インタビュー

政治

公開:2023年1月1日

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取材に応える大木市長
取材に応える大木市長

 タウンニュース大和版では、2023年の幕開けに合わせて大木哲市長に新春恒例のインタビューを行った。大木市長は、昨年を振り返り、新たな年への抱負を語った。

―2022年を振り返っていかがでしょうか。

 「新型コロナが依然収束を見せない中ではありましたが、大和市ではコロナ対策以外にも、様々な施策に取り組むことができ、大変充実した1年でした。総務省の調査では、令和3年中の大和市の人口増加数が全国の1700を超える市町村と特別区の中で8位となる、大変喜ばしいニュースもありました。私自身驚きましたし大変誇らしい気持ちになりました」

―コロナ禍での子育て世帯への支援や新規事業などをお聞かせください。

 「7年連続で保育所等待機児童ゼロ、8年連続で学童保育待機児童ゼロを達成したことをはじめ、『子育て王国 大和市』として、子育て支援に特に力を入れてきた大和市です。今年2月以降には市独自の『子育て世帯応援給付金』を、中学生までのお子さん1人につき2万円を支給するほか、4月からは小児医療費助成制度の所得制限を廃止します。昨年は、全市立小・中学校へのオンライン学習システム『スタディサプリ』の導入や、公立校での不登校特例校分教室開室を、いずれも県内で初めて実現するなど、子どもたちの教育環境の充実にも力を入れました。また、来月には大和駅前のやまと公園がリニューアルオープンします。老朽化が進み、防犯上の課題もあった公園ですが、広い芝生広場、子どもたちがのびのびと遊べる大型遊具、くつろげる休憩施設などを整備し、多くの方に親しんでいただける公園として生まれ変わります。ぜひ足をお運びいただければと思います」

―さまざまな境遇にある市民を支援する施策についてお聞かせください。

 「昨年は、全国初の条例を2つ制定しました。1つ目は、一人暮らしの高齢の方が、社会で孤立することなく生活していただくための『おひとりさま支援条例』、2つ目は、いわゆるひきこもりの方に対する周囲の理解を促し、支援するための『こもりびと支援条例』です。一昨年には『終活支援条例』や『認知症1万人時代条例』を制定しましたが、どれも大和市がこれまで先進的に取り組んできた施策を条例化したもので、これを基盤に今後も一人ひとりに寄り添った施策をさらに展開したいと思います」

「選ばれる街」へ全力

―大和市の人口は全国的に見ても顕著な増加傾向にあります。引き続き「選ばれる街」であるためには、どのようなことが重要になってくるでしょうか。

 「先ほども申し上げましたが、総務省の調査によると、令和3年中の人口増加数が、全国の市町村と特別区の中で、大和市は8位となりました。『健康都市 やまと』を市政運営の中心に据え、『子育て王国 大和市』として、子育て支援に特に力を入れてきたこと、『図書館城下町 大和市』として、子どもから大人まで全国有数の読書環境を整備したことなどが、人口増加につながったのではないかと思います。シリウスは今や日本一、人の集う図書館として全国的に有名になりました。当市では、市民生活の基盤となる、安全・安心なまちづくりにも力を入れ、街頭防犯カメラ・AED・スタンドパイプ消火資機材の設置数は、県内トップクラスを誇ります。平成15年に約6500件あった市内の犯罪認知件数は、令和3年には約1千件になり、ひったくり発生件数は以前300件を超えていましたが、令和3年には初めてゼロとなりました。また、交通事故による死者数も、令和3年に初めてゼロとなっています。また、誰もが毎日使用するトイレの重要性に着目し、災害時のトイレ環境の大幅な改善、公共施設のトイレへの温水洗浄便座の導入、学校トイレへの生理用品の配置など、トイレ改革を進めているところです。さらに高齢者施策にもより一層力を入れ、特に心臓や脳卒中などに対応できるよう、市立病院の救急体制のさらなる構築などにも力を入れていきたいと思います。その他、県内でも最も充実したコミュニティバス網、市内事業者への様々な支援策など、市民目線による数々の施策が『選ばれる街』につながってきたのだと思います。選んでいただいた皆さんに、住んでいてよかったと思っていただける街であるために、今後も頑張っていきます」

―今年は統一地方選挙があります。また、衆議院小選挙区の区割りの変更も実施されますが、これらについてどのようにお考えでしょうか。

 「私自身の市長選出馬に関しましては、まだ白紙の状態です。衆議院小選挙区の区割り変更は、候補者や有権者が大きな影響を受けることになりますが、これを機に一票の重みが改めて認識され、一人でも多くの方の投票につながればと思います」

―最後に2023年の展望と読者へのメッセージをお願いします。

 「新型コロナウイルスの影響はまだ続くと思いますが、徐々に収束に向かっていくのではないでしょうか。一方、少子化は今すぐ手を打たねばならない喫緊の課題です。デジタル化が加速する中では、人々の考えや行動は、画一化されるもの、逆に多様化していくもの、様々な変化が予想されます。そのような変化や課題に的確に対応していくために、これまで以上に『スピード感』を持って市政に当たりたいと考えています。どのような時代においても『健康』は私たちに共通する願いです。皆様におかれましては、健康で素晴らしい一年を過ごしていただきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします」

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