神奈川県がSDGsの先進的な取り組みを公募し、表彰する「かながわみんなのSDGs」の結果がこのほど公表され、大和市からは桜森で産業廃棄物処理事業などを展開する「株式会社ケイ・システム」(小島啓義代表)が「県中小企業診断協会賞」を受賞した。DXを活用した廃棄ゴミの効果的なリサイクルが評価された。
県が認定する「かながわSDGsパートナー」942社を対象に、他の模範となる事例を募集し、初めてとなる今回は36の企業・団体から60事例が寄せられた。
(株)ケイ・システムは、クラウドシステムを活用し、企業などが出すゴミの量を自動計量し、データ化する「企業の体重計」を考案。顧客である県外のショッピングモールに企業の体重計を導入したところ、今までリサイクルせずに廃棄していたゴミの量を把握することで、改善策を実施し約90%のリサイクルを実現させた。さらに、廃棄物排出量の目標と実績を「見える化」し、現場担当者のリサイクルに対する意識改革と行動変容を実現させたことなどが高く評価された。
持続可能な開発大和から発信を
今回、SDGsパートナーによる投票で選ばれた2社が「みんなのSDGs賞」を受賞し、同社を含む5社が「県中小企業診断協会賞」に選出された。
今回の受賞について同社の小島啓義代表(45)は「SDGsの取り組みがさらに広がっていくためにも、他の模範となるような企業が神奈川県から、そして大和からも増えていってもらえたらうれしい」と話した。
受賞した企業は次の通り(順不同)。
【みんなのSDGs賞】▽(株)日本コンピュータコンサルタント(横浜市神奈川区)▽合同会社MagicalGrow (横浜市西区)【県中小企業診断協会賞】▽(株)ケイ・システム▽(株)MURONE(横浜市鶴見区)▽(有)グリーンフーズあつみ(川崎市川崎区)▽(株)ボイス(横浜市中区)▽(株)富士防(横須賀市)
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