大和市は4月1日から複合的な福祉課題を抱える市民への支援体制充実を図るため、健康福祉総務課に「包括支援係」を新設した。福祉に関わる各課の相談窓口を「福祉ここから相談窓口」と位置づけ、包括支援係が集約して総合的な支援を進めていく方針だ。
この施策は少子・高齢化や核家族化などで育児や介護、生活困窮など、同じ世帯で複数の福祉課題を抱える市民への支援充実を図るために始まった。4月から福祉相談を受ける窓口を保健福祉センターに集約し、新設された「包括支援係」の窓口は5階に設置された。
コーディネート役に
同課によると、従来は複合的な福祉課題があった場合、相談者は各課の窓口に訪問し、それぞれの制度・支援メニューを受けていた。そのような現状を受け、新たに位置づけられた「福祉ここから相談窓口」では、最初に訪問した窓口で複数の福祉課題に関する相談が可能になった。
包括支援係は窓口で対応が困難な課題について、関係各課が集まって協議を行う場を設けるなどのコーディネート役も担う。
同係の鈴木裕司主幹は「課題ごとで分けるのではなく、世帯ごと支援をさせていただくようなイメージ。もし『どこに相談したら良いか分からない』といった場合は包括支援係にお越しいただけたら」と話している。
ロゴに込めた思い
福祉ここから相談窓口には、専用のロゴが設けられている。同課の職員らが考案したもので、虹色で描かれた2つの目が、悲しそうな表情から微笑んでいる表情に変化しているのが特徴だ。
担当職員は「悩み・不安が相談窓口や関係機関とつながり続ける中で、安心や笑顔に変わってほしい」と、ロゴに込めた思いを話していた。
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