統一地方選挙の前半戦は、4月10日投開票の神奈川県知事選挙と神奈川県議会議員選挙。後半戦は4月24日投開票の首長選と議員選。この統一地方選挙の前半戦、県議選の情勢を取材した。 【2月9日時点】
菅原氏の動向が焦点
定数3の県議選大和市選挙区は、昭和62年から6期務めた現職の益田駿氏(69歳・公明党)が引退の意向を固め、前回当選の民主党江田実氏は、体調を理由に任期半ばで辞職している。
残る現職の菅原直敏氏(32歳・民主党・かながわクラブ)は同選挙への出馬表明はしていない。
こうしたなか県議選への立候補を表明しているのは元職1人と新人3人。
連続3期当選しながら前回選挙で落選した安藤博夫氏(63歳・自民元職)は、4年間の充電を経て議席復活を目指す。組織固めと並行し中高年の浮動票で上乗せを図る。
市議から県議選に転進する及川晃成氏(47歳・民主新人)は、国政における民主党への逆風が懸念材料。後継指名を受けた江田氏の支持層をまとめ、浮動票にも手を伸ばしたいところ。
前回総選挙の比例南関東ブロックで落選した元代議士の谷口和史氏(48歳・公明新人)は、党県本部副代表として大和市からの県会挑戦で再起を図る。安定した組織で上位を目指す。
甘利明代議士の秘書、藤代優也氏(39歳・自民新人)は、今回が初の選挙。甘利氏の後援会組織が母体だが、同じ自民の安藤氏との票割れが最大の課題。若年層への訴えを強化している。
前回は候補者を擁立した神奈川ネットと共産党は、いずれも今回の県議選に候補者を擁立するのは難しい状況で、今後は前回トップ当選の菅原氏の動向が焦点となりそう。
依然として態度を保留している菅原氏は、市長選への出馬や国政への転進がささやかれるなか、市議選候補予定者と政策協定を結び、現職県議としては異例の個人推薦を出す活動を進めている。
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県議選候補予定者への事前説明会は、3月2日14時から市役所5階第6会議室で行われる。告示は3月27日。前回平成19年県議選の市内投票率は47・48%だった。
平成22年12月2日現在の大和市選挙人名簿登録者数は18万3449人。
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