史上初「計画停電」
東北地方太平洋沖で11日に発生した巨大地震の影響で13日、東京電力が史上初の計画停電の実施を発表した。翌日早朝からの実施や一部新聞の誤報もあり、大和市役所には市民から問い合わせが殺到。14日は見送られたが、15日19時から市内一部地域で初の計画停電が実施された。
市役所危機管理課に地域別の実施計画情報が届いたのは13日20時45分。
市内の詳細地域が判明したのは23時55分だった。
その段階で大和市の一部地域が14日午前6時20分から停電になる地域に割り当てられていたため、市危機管理課では早朝5時半から市内の実施予定地域に消防車両等の広報車を走らせ、計画停電を案内。緊急無線やメール配信サービス「PSメール」など市が持つ情報発信ツールを全て駆使して案内したが停電は実施されなかった。
計画停電に関する問い合わせに対応するため、市危機管理課では14日に緊急電話センターを開設。10台の専用電話を用意し、各課の職員を動員して対応にあたった。東京電力のホームページが繋がりにくくなっていたことやメディアによって情報が錯綜したこともあり、14日には1千件を超える問い合わせが寄せられ、3日間で2時間足らずの睡眠時間で対応した職員もいた。
15日にも市役所への問い合わせが続いたため、市では計画停電が行われる市内各地域のグループ分けと時間帯を記したチラシを10万部作成。全戸配布を行ったが翌日には地域変更があった。15日の19時から21時まで大和市内の一部地域で初の計画停電が実施された。【3月16日起稿】
|
|
|
|
|
|
|
<PR>