揺れた 大和 東北巨大地震で市内震度5弱
3月11日に三陸沖を震源とするマグニチュード9・0の大地震が発生し、大和市の震度計でも震度5弱を観測。この地震で市職員らが対応に追われた。
市では同日15時に大木市長を本部長とする災害対策本部を設置。同時に第1回の会議を開催した。そこで市長から市民に対する周知活動と情報収集を求める要請があり、市長室危機管理課が中心となり災害無線の放送や「PSメール」の配信、FMやまとへの情報提供を通じて冷静な対応や余震への注意を呼びかけた。
その後、19時15分まで4回の会議が開かれ、この中で、市内の被害状況が報告された。
大和市のまとめによると、今回の地震による家屋の倒壊や一部損壊も無かった。公共施設では、大和スポーツセンターで壁や天井の一部がはがれるなど物的被害はあった。けが人は3人でいずれも軽傷。死者・重傷者は報告されていない。
11日20時半頃には、帰宅困難者への対応策として大和市生涯学習センターを避難所とする準備を始め、21時から受け付けを開始。
一時は約400人が詰め掛け、94人が不安な一夜を過ごした。このほか、大和駅と中央林間駅にも市職員を派遣し、滞留者の状況を把握。21時半過ぎからは市が所有するバスで大和駅と生涯学習センターを結ぶピストン輸送を開始した。
公共交通機関の復旧に伴い、23時から3台のバスで大和駅と中央林間駅を結んだため、午前0時には駅前の滞留者は解消。市庁舎でも危機管理課の職員らが翌朝まで待機した。
市では引き続き、節電などを呼びかけている。
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