大和市北部にある「月見野遺跡群」の調査記録をまとめた電子書籍がこのほど完成した。NPO法人「旅めぐり証明発行基金会」(山川伝三理事長・53歳)が大和市の補助金事業「はぐくみ」を活用して製作した。
つきみ野から下鶴間に広がる月見野遺跡群は、昭和43年に発掘された旧石器時代の集落跡。日本の旧石器研究を進展させた全国区の埋蔵文化財とされている。
日本IBMの元技術者で、現在は市内でソフトウェア開発会社を経営する山川さんは、2010年にNPO法人を設立。独自に発案した「旅めぐり証明書」を活用した観光振興事業に取り組んでいる。
地元、大和市の観光資源を探していたところ、かつて全国の学者が注目した「月見野遺跡群」に着目。調査記録をまとめた電子書籍の製作を市に提案した。
書籍化にあたっては、月見野遺跡群の埋蔵文化財調査に携わった明治大学教授の矢島國雄氏、財団法人かながわ考古学財団の鈴木次郎氏、市文化振興課の相田薫氏の3人に執筆を依頼。
60ページにわたる概要書を完成させた。
今回の書籍化をきっかけに、つる舞の里歴史資料館と明治大学博物館が協力する月見野遺跡群の特別展示も企画されている。
製作した電子書籍は、同NPOのホームページhttp:
//www.myholy.net/p/で無料で閲覧できる。
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