大和市の観光資源を探し出し、新しい形で企画提案するため、昨年2月に発足した市民団体「大和市の観光資源を発掘、企画する会」(上田康史代表)。同会では大和市内の寺社仏閣にある「龍」の彫り物に注目。昨年12月に「大和十龍めぐり」と題したホームページを開設した。
このホームページは大和市内にある寺社仏閣の中から、龍の彫り物がある10カ所を紹介したもの。住所はもちろん御祭神や御利益、見どころなどが写真つきで掲載されている。
上田代表によると今後も更新を続けていき、近隣の名所や飲食店、土産物なども紹介していく予定。また、市内を走るコミュニティバスと協力し、「十龍めぐりツアー」なども企画したいとしている。
大和を観光地に
下鶴間在住の上田代表は都内で35年間、広告代理店を運営。退職後に鎌倉市の観光活動に関わり、「鎌倉トイレマップ」や観光ガイド本の作成、「鎌倉八龍」のホームページ立ち上げなどを行ってきた。
自らが住む大和市にも観光客を呼びたいと、昨春にウェブデザイナーやカメラマンなどの仲間たちと「大和市の観光資源を発掘、企画する会」を設立。まず観光地として不可欠なトイレ問題に注目し、昨年11月に「神奈川のお役立ちトイレマップ」を開設。その次に行ったのが「大和十龍めぐり」だったという。
他市との連携も
現在は「藤沢九龍」のホームページ立ち上げのため、取材・編集を行っている。さらに松蔭大学の教授・生徒の協力を得て、大山(伊勢原市)までこの「龍」の道を伸ばし、「鎌倉・藤沢・大和・大山街道・大山へと続くドラゴンロード」と名付けた県内を縦断する観光拠点づくりも企画中。大和市だけでなく、他市との連携も模索しているそうだ。
同会は、2月15日(日)にユニコムプラザさがみはら(相模大野)で行われる市民と大学の協働事業を発表する「まちづくりフェスタ」に参加。これまでの取り組みを発表するという。
上田代表は「今後は多国籍な飲食店が軒を連ねる大和市の特性を活かし、『エスニックタウンやまと』という街おこしにも挑戦したい」と意気込んでいる。
■「大和十龍めぐり」
http://www.yamato-jyuryu.net/
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