大和駅東側の広場から北側に向かって伸びる中央通りで現在、改修工事が進んでいる。以前からあった歩道上のアーケードなどが撤去され、今後は車道の1車線化や歩道の拡幅などが行われる。歩行者の通りやすさ向上のほか、駅前の違法駐車防止や路線バスの円滑な運行などをめざす。
改修事業を実施している大和市によると、大和駅前中央通りの道路改修工事は昨年11月下旬から行われている。対象区間は約80メートルで、事業費はおよそ5千万円。今年3月末の完成を予定する。
計画ではまず、歩道の上に設置されていたアーケードを撤去。その後、現在は駅方面に向かって一方通行となっている2車線道路を1車線に変更し、それぞれ約3メートルずつとなっている歩道を最大5・5メートル程度まで拡げる。また、左側に自転車走行レーンを敷くほか、地元商店街などからの要望を踏まえ、進行方向に向かって右側と左側に各1カ所ずつ、荷捌き場を設置。それに伴い、車道は直線ではなく緩やかなS字カーブ状となる。
この道路では、駅前で一方通行の2車線ということから、両端に多数の車両が停車していることが多く、路線バスが通行しづらいなどの問題が起こっていた。今回の改修では、その解消をめざすほか、高齢者社会の進展を踏まえ、歩道を拡げることで高齢者などが歩きやすい街の整備を進める。
道路に面する商店会「大和駅前中央通り睦会」の小田切英雄会長は「物販などの店も多いので、荷捌き場設置の要望が通ってよかった」と、これまでの市などとの協議を振り返る。一方、店を訪れる人たちから、雨の日の不便さなどを心配する声も出ていることから、「今後は、各店舗の前にテント式屋根を設置することも検討したい」と話した。
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