大和商工会議所は2月1日から29日までの1カ月間、市内で開催した「第5回・やまと得する街のゼミナール」(通称:街ゼミ)の参加者アンケートの結果をこのほどまとめた。
参加者は過去最高の453人で、講座の満足度では大満足67%と満足32%を合わせて「満足度99%」という高い評価となった。
街ゼミとは、まちの商店主がプロならではの専門知識や役立つ情報を無料で伝授する少人数制のゼミナール。愛知県岡崎市で12年前に始まり、現在、全国約225地域、700商店街などで開かれている。
県内では横須賀商工会議所に続き、大和商工会議所が2014年2月に始めた。その後、9月、2月…と年2回の開催を続け、節目となった第5回街ゼミには46店舗が参加。「学ぶ」「つくる・食べる」「健康・きれい」で50講座を開設した。
アンケートは、講座終了時に参加者に記入を依頼し、その場で回収したもの。参加者とほぼ同数の約450人が協力した。
地域別内訳では、市内が89%(395人)で一番多く、市外は11%(47人)。
商店街のファンづくり街ゼミ 複数名の参加増える
相模原市や座間市、綾瀬市、藤沢市など周辺エリアの他に横浜市戸塚区、青葉区からの参加もあった。男女比では、女性88%、男性12%。参加形態では、最多が個人で73%、次に友人16%。夫婦参加が前回5%から8%に増えるなど、複数名での参加が増えた。
団塊世代に関心
年齢では、60代が一番多く、次に50代、40代となった。時間に余裕があり、消費や趣味に積極的といわれる団塊の世代の関心の高さがうかがえる結果となった。職業では主婦が一番多く、パート、会社員へと続いた。受講した講座の満足度では、大満足67%(300人)、満足32%(142人)で、両方を合わせると、満足度99%という「驚異的な数字」(関係者談)となった。
各ゼミの募集人数については、適当89%(391人)、もっと多くて良い7%(142人)で、現状に満足している参加者が多く、定員増加を求める人気講座もあった。参加者が今後、開催を希望する分野は、健康が一番多く、続いて料理、手芸、美容など。音楽やスポーツ、旅行、グリーン(園芸など)も70人以上から要望があった。
講師に評価
参加者の感想では、「ていねいに教えていただき楽しかった」「教え方がとても分かりやすい」と講師を評価する声が多かった。「実際に体験ができ参考になった。役立てたい」「勉強になった。家でもつくってみます」など、街ゼミの体験を実際に生かしていきたい、と捉えた人も多かった。
講師アンケートでは「店を知ってもらえるきっかけになった」などの一方、「参加者ゼロで、テーマの見直しが必要」の声もあった。 第6回街ゼミは9月を予定。参加店説明会を6月中旬に予定している。
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