神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2016年6月24日 エリアトップへ

市少年消防団 入団対象を中学生に拡大 大規模災害時の活躍期待

社会

公開:2016年6月24日

  • LINE
  • hatena
消火訓練を受ける団員たち
消火訓練を受ける団員たち

 大和市消防本部(萩野谷公一消防長)は6月14日、これまで小学6年生までだった市少年消防団の入団対象を、2017年度から中学3年生まで拡大すると発表した。震災をはじめとした大規模災害時に地域や避難所で活動できる人材の育成強化などをめざす。

 市少年消防団は消防本部が募集、育成を行っている。現在は、市内在住の小学4年生から6年生で構成。団員は週末や長期休暇などに、消火器取り扱いや応急手当、ロープワークといった消防や救急に関する知識や技術のほか、団体行動や宿泊研修などを通じた規律やマナーなどを学んでいる。

 消防本部では毎年7月1日から9月にかけて翌年度の団員を募集しているが、今回発表された17年度の募集要項から、対象が新中学3年生まで拡大された。

熊本地震が一つの契機に

 今回、中学生までを対象とした理由を、消防本部では主に2つ挙げている。

 1つ目は、4月に発生した熊本地震。各避難所などでは、地元の中学生たちが積極的に避難所運営を手伝う姿が多くみられた。担当する予防課は「もし中学生が事前に避難所運営などを学ぶ機会があったら、より活躍できただろう」と話す。

 大和市を含む地域では近い将来、高い確率で大震災が発生するとされており、災害時に活動できる人材として中学生育成を進める。

 2つ目は、社会人デビューに近づいていく中学生に、より高度な教育を受けてほしいという思いがある。

 現在、小学校を卒業した団員のうち希望者は「指導員」として後輩の指導や訓練の手伝いを行っている。消防本部としては、小学生への指導法を学んでもらうことに加え、高い意識を持つ彼らに団員としてより高度な研修を受けてもらい、災害時だけでなく社会人としても必要な知識を身につけてもらうことをめざす。

 また、中学生から新たに入団する生徒については、最初の1年間は団員としての基本を学んでもらい、2年目以降、指導的役割も担ってもらうとしている。

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

大和版のトップニュース最新6

新規就農者を支援

大和市

新規就農者を支援

担い手不足・離農に対策

4月26日

5年ぶりパレード復活

大和市民まつり

5年ぶりパレード復活

総勢1700人が参加

4月26日

成年後見の窓口を新設

大和市社協

成年後見の窓口を新設

月2回、専門家も対応

4月19日

助成申請は226件

自転車用ヘルメット

助成申請は226件

努力義務化から1年

4月19日

全国俳句大会で最高位

下鶴間在住佐藤直哉さん

全国俳句大会で最高位

3万句超、2人の選者から

4月12日

部活動の地域移行を推進

大和市

部活動の地域移行を推進

日体大と連携協定

4月12日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月30日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook