大和市は11月18日、2016年11月補正予算案の概要を発表した。一般会計では今回、13億7355万4千円を増額。小中学校大規模改修事業として約6億円、健康診査事業で約1億円それぞれ増額補正しているほか、新たに実施するこども食堂運営団体の支援や、健康づくりへの取り組みに対してポイントを付与する事業の経費なども計上している。
今回の一般会計補正予算案では、経済対策を主な目的とした2016年度国の第2号補正予算成立に伴う増額が多くなっている。
国の事業である臨時福祉給付金(経済対策分)の支給に伴う経費などとして6億588万1千円を計上。同じく国の補正予算で、来年度に予定されていた小中学校施設環境改善交付金が今年度に前倒しとなったことから、大和市も小中学校の大規模改修事業として、合わせて5億9232万円を増額補正した。この事業では主に、トイレや体育館の改修が行われる。
「こども食堂」運営支援
そのほかの事業では、近年課題となっている、いわゆる「孤食」の子どもを支える「こども食堂」を運営する団体に対して支援を行う事業に35万1千円。健康づくり教室や特定健診などに参加した人にポイントを付与する制度を導入する「健康ポイント事業」に85万4千円。大規模災害時に悪路などを走行できるファットバイクという自転車などを整備する消防活動用資機材整備事業として336万8千円。現在、図書館だけとなっている新聞の配架を、小学5、6年生と中学生全教室に増やす事業に合わせて322万5千円、それぞれ増額補正する。
歳入では、臨時給付金事業補助金として5億8711万9千円、小中学校学校施設環境改善交付金として合わせて1億4848万1千円が国庫支出金となる。
また、小中学校大規模改修については地方債4億3380万円を起債。そのほか、前年度からの繰越金を活用し、1億5206万3千円を充てる。
今回の補正予算案は、現在開会中の市議会第4回定例会で審査が行われる。
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