平成30年7月西日本豪雨の被災地に、大和から災害支援のボランティアバスを出そうと、プロジェクトが動きだした。本日7日(金)に、第1回の実行委員会が立ち上がる。=9月4日起稿
実行委員会に先立ち、1日には準備委員会が開かれ、一般社団法人やまと災害ボランティアネットワークの市原信行代表をはじめ、市社協、歯科医、バス会社などが参加、現役の高校生も顔を揃えた。
実行委員会には、官民双方から個人・団体の参加を求めており、「”チーム大和”で支援できれば」と市原さんは話す。
バスの運行は、10月5日(金)から10月8日(祝・月)の連休を利用した日程を予定しており、この間で、日帰りから2夜・車中泊など3〜4案が検討されている。派遣先は岡山県や広島県、岐阜県などが候補に挙がっており、本日の実行委員会で決定される。参加募集は40人ほど。
ボランティアバスの運行には、大型バスの使用など50〜60万円程度の費用が必要となる。実行委員会で協賛金や寄付を募るほか、参加費を取る案、高校生・大学生の参加を促すため、学生枠を設け、学生のみ無料とする案などが検討されている。
まだまだ必要ボランティア
豪雨から2カ月。被災地では9月以降、災害ボランティアセンターの縮小や閉鎖に加え、ボランティアの募集も県内に限るところが増えてきている。しかしボランティア需要には地域差があり、夏休みが終わり、学生ボランティアの減少など「まだまだ足りない」というところも多い。「仮設住宅が完成し、引っ越し需要などニーズは沢山ある」(岡山県倉敷市)、「床下泥だしにまだ100人募集している」(岐阜県関市)など、未だに支援の手が届いていないところも多い。特に関市では泥だしだけで年内いっぱいかかると見込んでおり、「泥は冬場に凍ってしまうため、早く出さないと」と懸念している。
「ボランティアの参加から事務、広報など協力してほしいことは沢山ある。個人・団体を問わず、ぜひ実行委員会に参加を」と市原さんは呼びかける。実行委員会は、本日7日午後7時から市民活動拠点ベテルギウスで開催。実行委員会に参加またはプロジェクトに関心ある人は、直接会場へ来場または市原さん【携帯電話】090・9349・5410まで。
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