きょうから新元号「令和」。新しい時代の始まりに合わせ、大和の新ブランドとして地ビール『大和育ち』が誕生した。今日から市内10店舗で販売が開始される他、市内の飲食店で飲むことができる。
『大和育ち』誕生のきっかけは、一昨年11月の産業フェア。酒販組合の支部長を務める信濃屋牛山酒店の牛山保代表と市内でハーブ生産や加工品製造などを営む株式会社AGRU(アグル)の小川穣代表が、異業種で何かできないか、と話しをしたことから始まる。大勢の人がシリウスへと向かうプロムナードで『ビールフェスタ』がしたいね、とアイデアが膨らみ、その目玉として”地ビールを”と製造を検討することになった。
アイデアを加速させたのが大和商工会議所主催の「まちゼミ」。昨年9月の「まちゼミ」では、小川さんが、地元の新しい特産として、ハーブを使ったビールを提案。牛山さんの店舗で開催したまちゼミの受講生とハーブの種類や名称などのアイデアを出し、そのアイデアを厚木市の酒造メーカーで地ビール「さがみビール」を製造・販売する黄金井酒造株式会社が形にし、この度の商品化にこぎつけた。
市民まつりでも販売飲食店でも提供予定
『大和育ち』は、800リットルのビール藏で仕込む際、レモングラス、レモンバーム、レモンバーベナ、レモンタイム、ジンジャーの5種類のハーブで香りをつけていった。仕込みは4月2日に始まった。発酵後にハーブを添加する製造方法のため、「発泡酒」扱いとなるが、「味はビールとそん色なく、ビールの苦みを損なわず、むしろ日本人が飲みやすい爽やかな香りと味に仕上がった」と胸を張る。
ラベルデザインは市内在住の版画家・ウチダヨシエさんが担当。ブルーを基調に、星空をイメージしたデザインになっている。ウチダさんは「地元で仕事ができてうれしい」と笑顔を見せた。
『大和育ち』は330ミリリットルで税込597円。限定2000本で、神奈川県央小売酒販組合大和支部に加盟する10店舗で販売される他、市内複数の飲食店でも提供される。また5月11日・12日に開催の「大和市民まつり」や19日開催の桜ヶ丘朝市会場でも販売される。
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