「70歳代を高齢者とよばない」宣言をした大和市が今年4月から始めた「健康都市大学」事業の「市民でつくる健康学部」で”市民講師”が活躍している。
学び通し交流・居場所も創出
「健康都市大学」は、3つの「健康学部」から成り、市の各部署や外郭団体の市民向け講座など、既存の講座を「人の健康学部」「まちと社会の健康学部」と体系化。一方で、市民が受講生として講義を受講し学ぶだけでなく、自らのスキルや知識、経験をもとに講師となる「市民でつくる健康学部」を新設、”宣言”の年代を中心に新たな生涯学習の場を創出している。
市民講師は、市が事前公募した他、市内の学習センターの登録活動団体に向けPRを行うなどして募った。講師の登録は6月19日現在72人で、60〜70代が多い。最高齢は広田志げるさんの85歳。
講義はシリウス4階の健康テラスで、4月10日の開講以来、毎日開催されている。講義は1回50分。テーマは自由で、歴史や健康をテーマにしたものからスポーツやパソコン、英語、踊りなど講師の趣味や経験談を披露するものなど様々。第1回の講師を務めた山田俊明さんのテーマはワイン、これまでで最多の65人の受講生を集めた鮫島勉さんのテーマは、自らが踏破した東海道五十三次の話だった。
講師は随時募集しており、事前に事務局(図書・学び交流課)のレクチャーを受け、日程を調整。6月も新たに8人が”講師デビュー”を果たす。
問合せは図書・学び交流課【電話】046・259・6104。
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