神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
大和版 公開:2020年2月7日 エリアトップへ

若い「がん患者」に居場所を 15日、南林間で初イベント

社会

公開:2020年2月7日

  • X
  • LINE
  • hatena
アグタスのメンバー(左から園田さん、川口さん、桜林さん、阿蘇さん)
アグタスのメンバー(左から園田さん、川口さん、桜林さん、阿蘇さん)

 若い時期にがんを発症した人のための居場所やつながりを作ろうと活動する「アグタス」が2月15日(土)、初めてとなるイベント「アグタサロン」を南林間駅東口の「楓 シンフォニー(大和市林間1の3の3)」で開催する。

 「アグタス」は、アヤジェネレーションプラスグループ(AYA GENERATION+group)の略称。海老名の桜林芙美さん(37)、茅ケ崎の川口健太朗さん(37)を共同代表とし、相模原の阿蘇敏之さん(47)、平塚の園田彩夏さん(27)を加えた4人で活動している。

 AYAとは、Adolescent&Young Adult(思春期・若年成人)の略称で、15〜39歳までにがんになった人を指し、AYA世代と呼ばれる。アグタスでは、AYA世代にがんになり、40歳を超えた人や小児がんの経験がある人を、AYA世代+(プラス)と名付け、若いときにがんを発症した患者たち同士をつなげたり、必要な情報を提供できる場所づくりを始めた。

若いから知りたい仕事、恋、お金の事

 アグタス代表の一人、桜林さんは35歳で乳がんを発症、肺への転移も見つかった。がん患者の会に参加する中、自ら発信する必要があると思うようになった。「患者会は沢山あるが、同世代の参加者が少なかった。がん=死、ではなくなりつつある中、必要なサービスやサポートは多様化しており、医療現場も行政も企業もニーズに追いついていない」と感じたという。そこで患者会などで知り合った同世代のがん患者に声をかけ、「アグタス」を立ち上げることにした。

 共同代表を務める川口さんも「学校や仕事、恋愛、結婚、お金などAYA世代が知りたい情報を共有できる場所を作る必要があると思った」とアグタスの意義を語る。3歳で小児がんを患い、高次機能性障害を抱える園田さんは、外見から障害のあることが分かりずらく、周囲に相談できなかった自身の経験から「アグタスが相談できる場になれたら」と話す。

 15日に開催される「アグタサロン」では、乳がんや大腸がんを発症したAYA世代のがん患者の講演やワークショップ、バレンタインチョコレートパーティなど、参加者同士が交流を深められる内容が予定されている。阿蘇さんは「同世代で悩みを話せる場所があることを知ってもらえたら」と話す。午後2時から4時。定員は25人。申込み等はメールでaya.g.plus@gmail.comまで。
 

大和版のトップニュース最新6

事業選択し大和を前へ

古谷田力市長インタビュー

事業選択し大和を前へ

「花博」好機に経済活性も

5月3日

75歳で歌手デビュー

福田在住保田さん

75歳で歌手デビュー

「夢が叶って良かった」

5月3日

新規就農者を支援

大和市

新規就農者を支援

担い手不足・離農に対策

4月26日

5年ぶりパレード復活

大和市民まつり

5年ぶりパレード復活

総勢1700人が参加

4月26日

成年後見の窓口を新設

大和市社協

成年後見の窓口を新設

月2回、専門家も対応

4月19日

助成申請は226件

自転車用ヘルメット

助成申請は226件

努力義務化から1年

4月19日

綾瀬スマートIC近く家族葬式場

樹木葬と家族葬「ゆかりえ」 ~グリーフケア~感謝で送る家族葬

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月3日0:00更新

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

大和版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

大和版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月8日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook