上和田中学校(犬塚克徳校長)が「令和3年度子どもの読書活動優秀実践校」として文部科学大臣表彰を受賞した。市内で中学校が受賞するのは初。
文部科学省では読書活動の推進を行うため、2002年から優れた取り組みを行っている学校、図書館および団体を表彰している。毎年各都道府県から3校ほどが選ばれており、今年は132校が受賞。大和市内では上和田中学校が選ばれた。
同校では、学校司書が展示を工夫。例えば本を手に取ってもらいやすくするため、廊下に新着の本を並べたり、生徒が描いた本に関連するイラストを掲示するなど「温かみのある図書館」をモットーに運営している。これらの取り組みが生徒から人気を集めており、16年度と19年度を比べると、生徒一人あたりの入館回数が約1・5倍に、本の貸出冊数は約2・3倍に増加している。
また「生徒の居場所」となる図書館を目指して、昼休みや放課後には工作のワークショップを開催。マスクケースや松ぼっくりツリー、落ち葉で栞を作るなど、生徒たちが楽しみながら参加できるものになっている。これらのことが総合的に評価されての受賞となった。
学校司書の米村千鶴さんは、「ワークショップがきっかけで、図書館に来るようになった生徒も多い。図書館が生徒たちの居場所になることで、本を手にする機会も増えたら」と期待を寄せた。
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