新しく教育長に任命された 栢沼(かやぬま)行雄さん 市内成田在住 67歳
「子どもありき」の教育を
○…「驚きもあったが、重責を担う使命感でいっぱい」と教育長に任命された心境を語り、背筋を伸ばした。16年間、保健体育の教諭として教壇に立ち、その後市内4つの中学で教頭、校長を歴任。定年退職後には地元の自治会活動に携わり、自治会総連合の副会長も務めた。「内からも外からも『教育』を見てきた。この経験を活かし、様々な課題に取り組んでいきたい」と意気込む。
○…教育長となり「命」「地域」「信頼」の3つのキーワードと、「人権・命を守る教育」「地域ぐるみの教育」「市民から信頼される教育」の3本の柱を掲げた。「信頼なくして、教育なし。『子どもありき』の決して軸がぶれない教育を目指したい」と自身の教育観を根幹に据える。また、現役の教諭たちには「『子どもを絶対に見捨てない先生』を目指してほしい」とエールを送る。
○…意気揚々と迎えた小学校の入学式。そこで初めて知る衝撃の事実――担任は母親だった。授業はもちろん、遠足や運動会も一緒。授業中に「お母さん」と呼び間違え、クラスメイトに笑われたことも。「母を『先生』と呼ぶ練習もした。嫌で嫌で仕方がなかった。ものすごく複雑な気持ちの1年間だった」と話す。しかし、その顔には満面の笑みが溢れていた。
○…卒業後「20歳になった」、「結婚しました」と母親を慕い自宅を訪れる教え子の姿を見る度に膨らんでいった教諭への憧れ。「『母のような先生になりたい』と思ったのは小学校の高学年の頃だったかな」と遠くに視線を置く。それから55年、今では同窓会に呼ばれる度に教え子の成長に驚き、そして喜びを感じるとか。「いつまで経ってもこの子たちにとって、私は先生。それだけに教諭という仕事は重責を伴う。でも、やっぱり教諭という仕事はいいねぇ」と噛み締めた。中・高・大学でならした器械体操同様、教育長としてのウルトラCに期待したい。
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