城内高跡地、国医大が取得 7億5400万円で県が売却
市内南町の県立小田原城内高校跡地を国際医療福祉大学が県から購入した。購入金額は約7億5400万円。既存の建物も含め譲渡される。
売却された土地は4階建ての校舎、体育館、テニスコートなどを含む、約2万平方メートル。国医大の担当者によると「購入は駅前のキャンパスが手狭なため。荒れているグラウンドとテニスコートを早急に整備し、6月から使用できるようにしたい」と話している。また既存の建物に関しては「ほとんどの建物が耐震強度の基準を満たしていないため、一部をのぞき取り壊し、建替えを検討していく」とした。
小田原医師会は反対
昨年11月27日に市議会議長あてに売却反対の要望書を提出していた小田原医師会(横田俊一郎会長)は「(土地の取得については)政治的な決着なので」とノーコメント。売却金額については「『財政が厳しいから売却する』という県の趣旨に合わず、安過ぎるのでは」と疑問の声も上げた。
小田原城内高校は2004年に小田原高校と統合、閉校となった。閉校後、児童福祉施設の建設案もあったが、建物の立地条件や構造上、同じ教育機関が望ましいことなどを理由に、県が県内の学校法人へアンケートを実施。関心を持った数団体の中の1つが国医大だった。昨年5月に県に取得意思を示し、先月15日に契約が成立した。
地域住民からは「また学校ができ、活気が戻ればうれしい」と歓迎する声や、周辺の桜や上階からの展望も良いことから「一般開放もしてもらえれば」との要望もあった。一方で、取り壊しの際の、振動や粉塵に対する懸念も聞かれた。
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