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建設マスター 県西唯一 三上さんが受賞 指導員としての実績も評価

文化

公開:2015年10月30日

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真剣な眼差しで鏝(こて)を握る三上司さん
真剣な眼差しで鏝(こて)を握る三上司さん

 国土交通省が選ぶ建設産業の優秀施工者(建設マスター)」に、県西地域では唯一、小田原市の左官工・三上司さん(43歳・(株)三上工業専務取締役)が選ばれた。

 建設マスター顕彰は、1992(平成4)年度から実施されている。今年度を含め全国で8819人が表彰されている。神奈川県内の左官工は、今回の三上さんを含め18人が選ばれているが、小田原では三上さんが初受賞となった。三上さんは「なかなかもらえない賞なので嬉しい。諸先輩や組合あってのこと。これからも業界のために貢献していきたい」と喜びを語った。

 小学校の卒業文集に将来の夢を「左官」と書いていた三上さん。高校を卒業すると同時に、父・誠司さんが社長を務める三上工業に入社する。

 何もないところから、自らの手を介して建物が出来上がっていく面白さに魅了され、20歳の時には現場を任されるほどに成長した。

 左官をはじめ職人の世界も高齢化の波は激しい。三上さんは、左官の魅力を伝えながら人材を育てるため、2010年に自ら左官技能指導員の資格を取得。若手の職人に、国家試験である左官技能検定を取得させるべく、自社近くに練習用スペースを設け、技能訓練を中心に指導している。「手に職をつければ、自分の腕で稼げ、どこでも仕事ができる。日本の『ものづくり』の将来を、自らが担う、ということに面白みを感じてもらえれば」と話す三上さん。現在、県西地区で左官の指導員は三上さんだけのため、その期待と責任は大きい。

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