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公開日:2021.04.10

小田原紙器工業
地元名産品を自販機で
ドンキ小田原店に1号機

  • 自販機をPRする高橋社長(ドンキ小田原店)

  • ご当地商品やクーポン券などのほか、当たりハガキも

 紙器・紙加工品などの製造を手掛ける小田原紙器工業株式会社(小田原市久野/高橋康徳社長)が4月5日、小田原や箱根などの県西の名産品が当たる自動販売機「ふるさとガチャ自販機」をドン・キホーテ小田原店に設置した。新型コロナウイルスにより売り上げが低迷する地元企業の販路支援が目的だ。

 この事業は「新しいアイデアで地域の役に立ちたい」との高橋社長の思いから企画された。同社は、昨年5月に県西地域の名産品を集めた出品無料のECサイト「おだはこさん」を立ち上げ、約70社と提携し販売支援を続けている。さらなる販路拡大を考えていたところ、オリジナルラベルのペットボトル水の製造事業を手掛けていることから、飲料自販機に着目。「あらゆる場所に設置が可能な自販機は、飲料以外の商品にも勝機があるのでは」と新事業実施を決めた。

横浜・都内も視野

 「ふるさとガチャ自販機」は、1回1000円で北条五代PRキャラクターが印刷されたペットボトル水とキーホルダーなどのご当地商品、「おだはこさん」で使用できる500円割引クーポンがセットになっている。さらに「当たり」には、料亭の料理詰め合わせや特選かまぼこ、干物など最高1万円相当の地元名産品の引き換えハガキが入っている。商品の送付先も選べ、自宅用だけでなく、ギフトとしても活用できる工夫も施されている。

 また、2号機もドン・キホーテ横浜大口店へ設置されており、小田原だけでなく、横浜や都内などを中心に全国での展開も視野に入れている。

 高橋社長は「小田原や箱根には、地元では知名度があるが、全国では知られていない名産品がまだまだある。自販機とECサイトで魅力を知ってもらう手伝いができれば」と思いを語った。自販機の設置は年内10台を目標に進めており、協力店も募っていくという。また、「PR自販機」として、お米と名水のセットやアニメグッズ販売なども構想中だ。

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