戻る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 トップニュース社会

公開日:2024.05.25

定食屋のんき亭
創業84年 歴史に幕
5月末、移転先なく決断

  • 店主の尾崎文彦さん(右から2人目)と、店を支えてきた家族や従業員

 国道1号沿いにある創業84年の定食屋「のんき亭」(小田原市国府津)が5月31日(金)をもって閉店する。4月に発表後、閉店を聞きつけた多くの人が連日来店している。

 同店は現店主、尾崎文彦さんの祖父である茂松さんが1940年に創業。開店当初からトラック運転手らの口コミで人気店となった。その後、2代目店主が同店定番となった天むすびをメニュー化し、鰻屋で修業を積んだ3代目の文彦さんが本格的な鰻重の提供を始めるなど、家庭では味わえない料理を求め多くの人が訪れた。

 店舗の経営を維持するために規模を縮小して営業を続けようと、5年前から店舗の移転を検討していたが、条件に合う物件が見つからず、5月いっぱいでの営業をもってのれんを下ろすことを決めた。苦渋の決断をした文彦さんは「84年間多くのお客様に来ていただいて感謝しかないです」と話す。営業時間はホームページで確認を。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 トップニュースの新着記事

小田原・箱根・湯河原・真鶴 トップニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS