小田原ブックマーケットを主催する 牛山 惠子さん 市内南町在住 46歳
人をつなぐ「編集者」
○…まちなかのお店やカフェが、一日だけ小さな古本屋さんに。店主が大切にしてきた本や、こだわりの本が店先に並ぶ。昨年11月は初めての開催にも関わらず、開店から客足が途絶えることはなかった。「本を好きな人がこんなに大勢いるんだ」。本を手にとり、のんびりと楽しむお客さんの姿をみて実感した。迎える2回目、参加店は3倍以上に増え、公募したボランティアが運営をサポートする。「本を通じ、人やモノ、コトが集まるイベントにしたい」。出会うことの面白さを込めて、「ブックマーケット」と名付けた。
○…図書館や神保町の古本屋街が遊び場だった生粋の「下町っ子」。「お江戸の香りがする」小田原を、生まれ育った浅草橋に重ねる。生活の中に歴史の趣を感じる板橋の街並みが特にお気に入りで、自然と心がほっとするのだとか。本を探しにまちなかを散策することで、小田原の魅力を満喫してもらうことも、ブックマーケットの狙いだ。
○…アートや文化、教育の分野を中心に、専門誌やWebなどの編集者・プロデューサーとして活躍している。結婚して20年、産休の半年間以外は仕事を続けてきた。多忙さを感じさせず、快活な笑顔に満ちた表情は、探求心に溢れる「少女」のよう。一方で、休みの日には息子さんのスポーツを応援する、たくましい「お母ちゃん」でもある。
○…栄町の旧三福でも、2年前からデザインや働き方、文学などアイデアを刺激する本を集めた本棚を常設している。ゲストを招き、本を媒介にお互いの思いや価値観を語り合うトークイベントなども企画。新しい世界を発見することで「暮らしをより豊かにできれば」と、人と人をつなぐ。一番好きな作家は宮沢賢治。『銀河鉄道の夜』には、結論を出せず未完のまま生涯を終えた、賢治の正直さを感じている。「人に本を勧めるのは、自分の内面をさらけ出すみたいでドキドキしますね」。穏やかにはにかんだ。
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神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
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