県動物愛護推進員で、愛護団体「おだわらねこ」の中心メンバーとしても活動する 入内嶋 学さん 永塚在住 43歳
自由気ままに貫く信念
○…転校続きだった小学生の頃、放課後の寂しさを紛らわしてくれた友達のような存在が野良猫。だからこそ、身勝手な人間の都合で不幸な運命をたどる命を放っておけなかった。「人生一度」と一念発起し、40歳を前に始めた保護活動。「殺処分されないためには、元をたどって生まれないようにしないと」。しかし、去勢避妊手術の費用でそれまでに蓄えた貯金が瞬く間に底をつくほど、小田原に生きる野良猫の数は多かった。そこで3年前、同志らと愛護団体「おだわらねこ」を発足。1万6千人分の署名を集め、小田原でも今年度から手術費の補助金が交付されるようになった。
○…「税金を野良猫のために使うなんてふざけるな」「保護活動なんて偽善じゃないのか」――。サラリーマンとして働き、わずかな余暇を活用して小さな命に尽くしているが、批判を浴びることもしばしば。だが、「考え方は十人十色。自分は正しいと信じて活動しているけれど、他人から見たら必ずしもそうではないかもしれない」と謙虚に受け止め、ジッと耐える。とはいえ、「やっぱり辛い」と本音もチラリ。そんな時の心の支えも猫だ。「口が堅いし、文句も言わない。愚痴るにも良い相手ですよ」
○…自然を愛し、散歩中にヘビに出会えば嬉々としてその様子をSNSにアップする。「どんな生き物も嘘がないですから」。将来の夢は山に小屋を建て、自給自足の生活を送ること。「気の合う仲間に囲まれて『老猫ホーム』でもやりながら、おもしろおかしく死んでいきたい」
○…猫の魅力は、「自由気ままに、はっきりと喜怒哀楽を表現するところ。人間としては、どうかなとも思うけれど……」。だがそんな姿は、他人の目を気にせず、素直に信念と向かい合って生きる自身のスタイルに重なる部分も多い。「またコンティニュー(続ける)したいと思える人生であれば良い」。我が道をのんびりと歩んでいる。
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神奈川県警察官友の会社会全体の犯罪防止や治安維持に寄与し、民間の力を合わせて警察官を支援 |
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