子育て世代の健康増進などを目指す「こどもの国ベビーカーマップ」がこのほど完成した。青葉区と桐蔭横浜大学、こどもの国の三者が連携して作成したもので、5月3日からこどもの国で配布している。
乳幼児連れの来園者が多いことに着目し、ベビーカーでも快適に園内散策ができるマップを作成することで保護者の健康づくりにつなげることが目的。また、花と緑に親しもうと青葉区が進めている「フラワーネックレス青葉2017」事業の一環として、自然豊かなこどもの国の利用を促すことも狙いだ。
作成にあたり、同大スポーツ健康政策学部の吉田勝光教授とそのゼミ生らが、昨年7月に現地調査を開始。幼児や人形を乗せたベビーカーを実際に押しながら園内を歩いて調べたほか、来園者に対するアンケートを100人以上に行った。学生たちは授業の合間を縫って調査したという。
この調査結果を基に、マップ1枚で園内利用に役立つ情報が手に入るよう、工夫を重ねた。マップはA4サイズの両面カラー。表の園内図には、「登り坂」「未舗装」「階段」を、それぞれ色と印で分かりやすく表示。大きな段差等の注意箇所にもコメントを入れ、授乳室やおむつ替えのできるトイレも記載。裏面では、ベビーカー利用者に人気の遊び場・広場を紹介している。
吉田教授は「ベビーカーを押しながらだときついと感じるところを目立つように工夫した。行政と大学、こどもの国の三者協力で実現したマップ」と話す。こどもの国の担当者は「マップができたことで、園内の各所に足を伸ばしてもらえるのでは」と期待している。
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