長津田音祭り2017の実行委員長を務める 井上 光昭さん 長津田在住 54歳
長津田に活気と人の輪を
○…「今年は参加してくれる出演者や出店者の情報をより多く発信したい。長津田にこんなお店があるよとか、こんな素敵な出演者がいるよと、ひとりでも多くの人に知ってもらいたい」。昨年に続き、2回目となる今年の「音祭り」への意気込みを語る。田奈中学校時代の同級生数人と力を合わせ、ゼロからイベントを作り上げた経験が、生まれ育った長津田への思いを強くした。
○…長津田郵便局の局長を務める父のもとに生まれ、幼い頃から街の移り変わりを見てきた。自身も局長となった今、思い浮かべるのは小さい頃見た活気ある長津田の風景。商店が連なり、人々で賑わうその様子が自身にとっての故郷のイメージだ。「開発が進み、街はとても整然としてきれいになった。でもあの活気を再び、ふいにそんな気持ちになる」。思えば音祭りに携わったのも、どこかそんな気持ちに後押しされてのことだった。
○…完全ボランティアで取り組む実行委の仕事は、自身のこれまでの生き方を変えるインパクトがあった。採算や効率のどこか対極にある”地道さ”や”陰ながらの努力”に支えられる雑務の数々に「いつしかスイッチが入った」という。協賛企業へも自ら頭を下げ、協力を募る。今年は約70社が協賛してくれた。「ありがたいと心から思う。少し前の自分では考えられないこと」とはにかむ。
○…音祭り運営にともに取り組んできた同級生と今年、人生を共にする決意をした。「お互いいい歳だし地味に」などと思っていたが、実行委のメンバーや同級生など100人以上が集まり祝福してくれたことが、忘れられない嬉しい出来事となった。「人生最良のパートナー」と何度も口に出す表情に幸せがにじむ。これからは手を携え、長津田の活性のために出来ることを積み重ねていくつもりだ。「人と人の温かい繋がりがある、そんな魅力ある長津田を大切にしていきたい」
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