「四季の森Enjoy Local Market」の運営に携わるほか、中山で「エンリッチザハートマルシェ」を主催する 薬真寺 麻美さん 白山在住 43歳
絆を育む 真心込めて
○…「真心で人と接すること、心を大きく豊かにすること。これが人生のテーマです」。優し気な眼差しに、凛とした潔さが宿る声。3月末に初開催される「四季の森Enjoy Local Market」の運営に携わり、インスタグラムでの情報発信のほか、スケジュールの組み立てなどに尽力している。「楽しさや幸せは頭で考えるものではなく、心で感じるもの。多くの人にこのイベントを思いっ切り楽しんでもらいたい」
○…生まれも育ちも札幌市。昔から「おばあちゃん子」で、人への思いやりの心など「人として当たり前なことの多くをおばあちゃんから学んだ」と語る。高校卒業後、父が赴任していた東京に転居。22歳で結婚を機に白山に移住した。息子2人の子育てを楽しむ中、作品づくりへの熱意からピアスやイヤリングなどの制作を始めた。現在は、健康や環境に配慮したエシカルアクセサリーを手掛ける作家として「Asara」の名で活動している。
○…自身の作品を店内に置かせてほしいと、中山にある「菌カフェ753」に飛び込んだことがきっかけで同店の店員を務めたこともある。ものづくりだけでなく音楽にも関心が高く、特にアーティストのTENDRE(テンダー)さんが好き。「人柄の良さや優しさが歌詞に滲み出ている」と話す。
○…2021年には中山の「Co-coya」で初めて自身の作品展を開催したほか、現在は同施設に隣接する広場で「心を豊かに」というテーマの「エンリッチザハートマルシェ」を定期的に開いている。「最初は3店舗から始まり、いまでは20店舗以上出店してくれるようになった。これからも『また行きたい』と思ってもらえるような魅力的な空間をつくりたい」
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