緑警察署長に着任した 金成(かなり) 賢一さん 区内在住 59歳
団結し「緑署ワンチーム」へ
○…「緑区には小学1年から高校1年まで住んでいた。区内のさまざまな地名に聞き覚えがあり、親近感が湧きますね」。当時を懐かしむように、穏やかな表情と声で語った。3月19日、第94代緑警察署長に着任。署員には「人と仕事に誠実に」「緑署ワンチームで取り組もう」と訓示した。その言葉には「悪には強く、困っている人には親切に」という自身の思いが込められている。
○…生まれは磯子区。神奈川県警で勤務した父の影響で、自ずと警察官を目指すようになった。悪に毅然と立ち向かう姿に「格好良さを感じていた」。警察官になってからは交通、警備、警務など幅広い分野を経験。警察庁交通局に出向中、熊本地震が発生した際には被災地への交通ルートの確保や、交通規制の調整などに奮闘した。2021年からは1年半、大磯警察署長も務めた。
○…小学生の頃は野球やサッカー、中学・高校ではバレーボール部で汗を流すなど、スポーツに夢中な青春時代だったという。現在は趣味として自宅の庭で花を育てたり、映画を鑑賞したりするのが息抜きになっている。アメリカン・コミックのヒーローたちが活躍する映画が特にお気に入り。「妻と一緒に映画を観るときは、ディズニー作品が多いですけどね」と相好を崩す。
○…緑署には不思議な縁を感じている。昨年夏に他界した父が、定年退職を迎えたのが同署だった。「自分も同じく緑署で定年を迎えることになった。有終の美を飾りたい」と感慨深げに言葉を紡ぐ。自身の長男も同県警の警察官。背を見て育った息子を思い「素直にうれしい」と胸中を語る。今後は緑区民の安全・安心のため「署員と一丸となって取り組みたい」。決意を一層強くし、署長職を全うする。
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