民主党市議団市政レポートNo.15 北部市場の不正を追及! 川崎市議会議員 おしもと よしじ
今月15日、第1回定例会が閉会。そのなかで我が市議団は、最終日まで北部市場について議論を重ねた。この市場の問題は、昨年末の議会で、市場の一部を管理委託された事業組合による「施設のまた貸し問題」を織田勝久議員(民主・宮前区)が追及。市は、この水産仲卸協同組合に「自主管理駐車場」として310台分を無償で貸出したが、同組合は有料駐車場として場内事業者に貸出し、2007年〜10年度に計約1710万円の収入を得ていた。また商業協同組合では、市から借りている建物内の通路2カ所に特設コーナーを設け、外部業者に転貸し料金を徴収。05年〜10年度の収入は計2100万円にもなるという。市の地方卸売市場業務条例では、市場許可財産の転貸や使用権の譲渡を禁じている。私も予算審査特別委員会の議場で、市有財産の有効活用の観点からこの問題に触れ、所管の三浦副市長と経済労働局長に是正を強く求めた。局長は「適正化庁内検討委員会」を設置し、検討を行った結果、「自主管理駐車場」は3月末日に廃止するとし、8月を目途に駐車場の再配置を行ったうえで市場内事業者の指定を行い使用料を徴収していくと答弁し、改善を約束した。
我が会派は、これまで場内業者の経営体質の改善と本市が身の丈に合った市場の将来像をしっかりと提示することが大切であるとの提言を行ってきた。そのためには、これまでに出来あがった場内特有の慣行や慣習を改善するため、関係者の意識改革とともに、本来のあるべき市場の管理監督権を公正かつ適切に行使することを市に求めてきた。しかし、上記のような問題を長年に亘って放置してきた本市においては、この「管理監督権」を充分に行使して来なかったとの誹りは免れないと受け止めざるを得ない。今回、ようやく北部市場の問題に一定の目途がついたが、今後も監視の目を緩めず取組を進めたい。
民主党川崎市議会議員団・押本吉司
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4月26日
4月19日