意見広告・議会報告
市政報告Vol.10 日本維新の会を離党しました 川崎市議会議員 三浦えみ
私、三浦えみはこのたび、日本維新の会を離党することといたし、3月18日に日本維新の会(以下「維新」という)県総支部に離党届を提出してまいりました。
離党の理由を以下ご報告申し上げます。
3月18日の議会において、【1】『能登の復旧・復興のための大阪万博の分散開催や延期についての意見書』および【2】外国人参政権に反対の立場と異なる表記がなされている『多文化共生社会推進指針』の文言修正の決議書の決議が行われ、私はいずれの決議についても賛成いたしました。
1.万博意見書案について
意見書案に賛成した理由は、現在の手法よりも、分散解散や解散延期の方が、能登の復旧・復興に影響を与えない上、万博の成功に導けると考えたからです。
維新が推進する万博ではありますが、この意見書は万博を中止するものではなく、成功につなげるためのものであり、万博推進という維新の考えが変わったわけではありません。
会派の決定に従わなかったのは、会派内でも、この意見書は正しいという意見はありましたが、とりあえず党に従うという主張が多数を占めました。団会議での議論も多数意見を総意とするという全体主義であるのが実情で、その点については非常に残念です。
2.決議案について
決議案に賛成した理由は、外国人参政権反対は維新の党是(とうぜ)であります。決議という手法に至るには、これまでの市議会における当局側の多文化共生社会推進指針の文言修正に応じない姿勢、先日の文教委員会での「地方参政権は望ましい」という市民文化局長答弁は前例のないもので、外国人参政推進都市と勘違いされては困ります。主権に関わる問題ゆえに決議という手法しかないと私も考えました。
会派の決定に従わなかったのは、団会議で決議案に賛成すると決まったからです。その後、県議は自民党の採決態度次第で、足並みを合わせたほうが良いと意見を述べ、国会議員は自民党との歩調を考えた方が良いのではと意見を述べました。そして、「自民党から一緒に退席しようと言われたから、退席しよう」と団長が言い始めたことで、最初は、維新の方針に合致した「賛成」をする決断をしたにもかかわらず、自民党に同調して「反対討論」をして退席することにあとから決まってしまいました。
そもそも維新の基本方針の一つとして、政策に対して是々非々で判断していくというのがあります。これにならえばこの決議案は賛成とすべきであるところ、その他の要因、外部の圧力によって、基本方針が守られなかったことに対して、非常に憤りを感じます。
政治家として、このような覚悟のない決断はありえないと思ったので会派の決定には従うことはできませんでした。
3.会派・党派について
造反行為についてどのように考えるかについて、当然私自身の政治信念に基づいて決断しましたが、これまでの維新の政策や主張に反するものではありません。
また、決議案については自民党に言われて党の政策、主張に基づいて決定した事項を変えるという事は、党の基本姿勢に関わる問題です。
4.今後について
市議会議員が、維新の政策に基づいて行った決定について、国会議員や県会議員が口をはさんできて、団会議決定が覆る、主権に関わる外国人参政権に強い姿勢で反対できない上で、自民党の顔色を見るという維新の結党精神に反する状況になっている以上、離党いたしました。
これからは無所属として、他の無所属議員をはじめ様々な議員と党派を超えて研鑽を積み、地域のため、皆様のために一層精進してまいります。
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