五輪サッカー男子日韓戦に抗議 川崎市議会議員 おしもと よしじ
スポーツの祭典オリンピックが終焉を迎えた。人種や国境を越えた熱戦が繰り広げられ、世界中が感動の渦に巻き込まれた。まだ、寝不足という方も多いのではないでしょうか。しかしその最中、近隣国との領土問題が緊張を高めている。先月3日にロシアのメドベージェフ大統領が国後島を訪問。そして、今月10日には、韓国の李明博大統領が、国内の政治情勢を背景に竹島を電撃訪問し、国民の反日感情を煽った。その結果、サッカー男子3位決定戦の日本対韓国戦の際、勝利した韓国選手が、竹島の領有権を主張するメッセージを掲げる行為や、韓流ブームで日本でも知られる人気俳優や歌手が「文化による実効支配」として水泳で竹島に上陸するなど、本来あってはならないスポーツや芸能の場でも政治的なメッセージが発せられる事態となった。国の代表者による軽率な行動で、今まで築き上げてきたスポーツや芸能等の文化交流の絆が崩されたことは非常に残念でならない。
今年2月には、超党派の市議会議員による『日韓友好川崎市議会議員連盟』が発足し、私含め議員60名中、59名が参加した。本会の目的は、我が国と大韓民国との経済、文化、芸術、スポーツ等の交流を深め、もって両国の友好を増進する為の諸活動を行うこととしており、設立総会には、横浜総領事なども来賓として参加され、「友好関係のさらなる発展に大きな役割を果たすもの」と期待を表した。しかし、再三の中止要請にも応じずに行われた今回の電撃訪問や天皇陛下の謝罪発言等を鑑みると、今のままでは、本会においていかなる活動を行っても目的は果たせないと判断。私は、この友好議連を脱退することを決意し、理解を同じくする賛同者を先導して複数名で今週中に脱退届を提出する。また韓国は、正式提案している国際司法裁判所への提訴に同意すべきだ。
今月15日、終戦記念日『祈りの日』、今年も靖国神社を参拝した。先人によって生かされる我々の命の尊さをこの1日程、最も感じる日は他にない。そんな日に強行された沖縄県石垣市尖閣諸島への香港民間団体による不法上陸事件。政府は国内法に則り入管難民法違反容疑で現行犯逮捕した中国籍の男ら14人を強制送還したが、本市が進める中国・瀋陽市での「水ビジネス」や友好都市提携等への影響も懸念されよう。
民主党川崎市議会議員団・押本吉司
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4月26日
4月19日