市政レポートNo.77 区内の交通安全対策を要望 川崎市議会議員 おしもとよしじ
交通安全対策につきましては、これまでも区民皆様からご意見ご要望を頂戴し、現地調査・意見聴取等を通じ、実際に様々な事故や危険性の指摘される場所も多く存在することを実感、この間、その対応をそれぞれ求めて参りました。また、第2回定例会・一般質問においても苅宿及び木月祇園町など特定箇所の交通安全対策について本市取組を質しました。
まず、苅宿の対策を講ずべき道路は、道幅が狭く電柱もあり、車のすれ違いすら容易ではなく近隣に小学校・中学校がある他、狭あいな道路面には、保育園もありベビーカー利用者にとって危険な状況です。7月にも小学生が事故に遭うなど、これまでこの道路沿いで起きた事故も多く、私の幼少期には、死亡事案も発生しています。このような事故を契機に町内会や当該通りに面する商店主、交通安全指導員の方々が長年、見守り活動に従事されています。そういった方から、解決策として、この当該道路を迂回する市占用の水路について、埋めて歩道として活用出来ないかとの相談を受け、区役所に相談した所、技術的に可能で、雨水等の利用がある点やプライバシー確保、隣接住民の同意といった課題もあるが、一つずつ解決していく旨の応答があり、平成27年度には予算化まで漕ぎ着けることが出来ました。しかし、隣接住民の合意形成に課題が生じ、現在に至っています。質疑では、地域にこれら合意形成を任せる姿勢ではなく、隣接住民それぞれの要望を役所が率先して汗をかき吸い上げ、様々な事情を与した上で、納得の頂ける対応を行うよう区長及び関係局に要望しました。
次に、木月祇園町のある交差点では、昨年11月、下校時の小学生が車との接触により重傷を負う事故が発生しています。この当該道路は、綱島街道小杉方面から住宅街を通り、尻手黒川道路高津区方面へ「抜け道」になっているために速度超過のドライバーも数多く散見されます。町会関係者を通じ当区小学校に要望があり、学校側も”交差点内のカラー舗装化”や”横断歩道のひき直し”への要望を今年5月末に開催された『川崎市通学路安全対策会議』及び6月末の同会議『中原区部会』に提出しており、「その後の現地調査、改善要望の協議を行い、その結果を踏まえながら具体的な対策を検討してまいりたい」旨、中原区長より答弁されました。また、これら対策への予算化の要望も行った次第です。
市民の生命・財産を守ることは市議としての最大の責務であり、その中でも生命を脅かす交通安全対策は喫緊の課題です。これからも区民の要望に耳を傾け、あらゆる機会を通じて本市に対応を求めて参ります。
市議・押本吉司
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4月26日
4月19日