市政報告N0.19 共に生きる社会を目指して 川崎市議会議員 松井たかし
健康福祉分科会で審査
平成28年第3回川崎市議会定例会が9月5日から10月17日にかけて開催されました。本定例会では、平成27年度川崎市一般会計歳入歳出決算認定をはじめ各会計の決算審査や、川崎市小児医療費助成条例の一部を改正する条例の制定などの議案の審議を行いました。
川崎市議会の決算審査は、決算審査特別委員会を設置し、常任委員会別に設置される5つの分科会において審査を行います。私は、健康福祉分科会に所属し、所管の健康福祉局・病院局・消防局に関する決算審査を行いました。健康福祉局関連の決算審査にあたり、本年4月1日に施行された障害者差別解消法への本市の取組について質問を行いました。
障害者差別の解消へ
障害者差別解消法では、社会全体で「差別的取扱いの禁止」及び「合理的配慮不提供の禁止」の推進を目指して、行政機関や民間事業者における、障害を理由とする差別を解消するための措置などを定めており、障害のある人もない人も、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくることを目指しています。また、この法律では、都道府県や市町村において、障害者差別を解消するための取組を行うネットワークとして地域の様々な関係機関による「障害者差別解消支援地域協議会」をつくることができるとされています。川崎市では、本年9月1日に開催された川崎市障害者施策審議会において、協議会の設置を協議事項として諮り、開催に向けた準備や人選等についていただいた意見を参考にし、年度内開催に向け、内容の検討を重ねているとの答弁がありました。
障害者差別を解消するためには、関係者が話し合う場をつくり、互いに「顔が見える」関係ができれば、互いを理解しやすくなります。そのためにも、障害者差別解消支援地域協議会という話し合う場が重要になってきます。
この障害者差別解消支援地域協議会という場を活用し、障害のある人もない人も、互いに、その人らしさを認め合いながら、共に生きる社会をつくるために、これからも尽力してまいります。
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4月26日
4月19日