日本サッカー協会が主催する「夢の教室」が5月13日、荏子田小学校で行われた。講師を務めたのは、サッカー元日本代表の波戸康広さん。5年生の児童73人に、夢に向かって努力することの大切さを語った。象印マホービン(株)が協賛。
当日は、体育館で鬼ごっこやボールを使った遊びで児童らと交流。チームで同じ目標に向かって協力することの大切さを伝えた。後半は、教室で約1時間にわたり自身のサッカーとの出会いから、プロサッカー選手になるまでの様々な経験を話した。
兵庫県淡路島出身の波戸さんは、小学校1年生のときに地元の少年団でサッカーを始めた。4年生のときに、当時のコーチにマラドーナ選手(元アルゼンチン代表)の映像を見せてもらい「プロサッカー選手になりたい」と心に決めたという。中学時代には、他の部員からのいじめに遭い練習ができない状況に陥ったが、地元のクラブチームで大人に交ざって練習。「つらい状況になっても、あきらめずにやり続けたことで成長できた」と振り返る。高校時代には、けがにより約1年グラウンドから遠ざかったが筋力トレーニングや試合映像の研究に励み、全国大会出場を果たした。「みんな大なり小なり悪いこともある。そこで成長して夢をつかんでほしい」と訴えた。
教室の最後、夢を発表した泉凜香さんは「体操選手になりたい。嫌なことがあっても波戸先生のように乗り越えたい」と話していた。
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