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子育てコラム「もみじのおてて」【8】 感染症になってしまったら
前回は感染症の予防についてお話ししましたが、どんなに気を付けていても完全に感染症を避けることはできません。では、「感染症にかかったかな?」と思ったら第一に何をすべきなのでしょうか?
病気にかかったら、重症化させないことが最も重要です。まずは速やかに小児科医にかかることが大切で、そのために自分に合った「かかりつけ医」を見つけておきましょう。「かかりつけ医=同じ医師にかかる」ことで、既往歴や体質などを知ってもらうことができます。また、かかりつけ医の休診日や深夜にはどこの病院に行くのか、あらかじめ決めておくと迅速に通院することができます。
余談になりますが、最近、テレビCMで「子どもが大人と同じ免疫力を持つには約15年かかる」と表示されていることに気づきました。CMの内容は「子どもは大人より免疫力が低く病気になりやすいので、しっかり除菌をしましょう」というもの。確かに子どもの免疫力は低いですが、バイ菌に接することで免疫を獲得していきますので、無菌状態で15年間過ごしても、大人と同じ免疫力を持つことはできないのです。
子どもたちは良い経験も嫌な経験も糧として成長していきます。病気も嫌な経験ですが、免疫獲得のための大切な経験の1つだと考えていいのかもしれません。あまり神経質にならずに、一般的な感染症予防をし、異常が見られたら速やかに通院などの対応を取りましょう。
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