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青葉区版 公開:2021年2月25日 エリアトップへ

糖尿病と歯周病に要注意 3師会がポスターでPR

社会

公開:2021年2月25日

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 青葉区医師会と歯科医師会、薬剤師会はこのほど、糖尿病と歯周病に関係があることを周知し、生活習慣病に意識を持ってもらおうとポスターを制作した=写真。

 糖尿病の3大合併症、網膜症・腎症・神経障害に続いて多いのが歯周病で、歯周病の危険因子は喫煙と糖尿病だ。両疾病は代表的な生活習慣病であるだけではなく、糖尿病の改善が歯周病の進行を抑制する可能性や、歯周病の治療が血糖値を改善させる可能性など、密接な相互関係があると考えられている。

 これらを踏まえ、上部団体の横浜市医師会と歯科医師会は2018年度から「糖尿病・歯周病重症化予防のための横浜市医科歯科連携事業」を実施。連携医科と歯科の協力医療機関が、それぞれ歯周病や糖尿病が疑われる患者を相互に紹介することを定め、早期発見と治療、重症化予防に取り組んでいる。

 同事業は青葉区で先行して進められた経緯があり、現在に至るまで区内の医科歯科連携は活発。区医師会会員は全員が協力医であるほか、区歯科医師会会員は研修を終えた51人が登録している。今回のポスターは処方時などに患者と接点が多い薬剤師会も含め、啓発を目的に作られたもので、区内の医院、歯科医院、薬局のほか、地域ケアプラザなどで掲示予定だ。

 区医師会の山本俊夫会長は「糖尿病と歯周病の患者の状態を悪くさせないための医科歯科連携。そういった取り組みをポスターで知ってもらえたら」と説明。また、市と区の歯科医師会で医科歯科連携に取り組んできた小杉歯科医院の小杉禎久院長は「糖尿病と歯周病は密接に関係しており、それぞれの治療を行うことで、両疾患の改善につながります。気になる点はかかりつけ医・歯科医、薬局に相談をしてほしい」と話している。

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