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シリーズ【12】 内視鏡で診断する「機能性胃腸症」
慢性的に胸やけや胃の不快感を伴う「機能性胃腸症」。「薬に頼りがちですが、内視鏡などでがん病変や胃潰瘍などがないか、しっかり診断を行った上で治療を行うことが重要です」。こう話すのは、国立がんセンターで内視鏡技術の習得に励んできた院長。毎月がんをテーマに連載。今月は「機能性胃腸症」について。
精神的なストレスなどが原因となって、胃や腸の動くリズムが乱れる「機能性胃腸症」。けいれんを伴う胃や腸の痛み、動きが止まることによるムカつきや胸やけなどが頻繁に続くのが特徴だ。「機能性胃腸症は、炎症や潰瘍、がんと疑うような病変が”なし”とわかって、初めて診断できる病気です」。そのため、胃もたれやムカつきは”毎度のこと”と自己判断して、市販の薬などに頼るのではなく、しっかり内視鏡診断を行うことが重要だ。
「がんが発見されるケースも否めません。また、機能性胃腸症と判明した場合は内視鏡所見に合わせた適切な薬を処方。的外れな薬を飲んでいる生活の改善にもつながります」
そこで同院は、より高精度な診断を追究するため、がんセンターと同式の胃・大腸デジタルハイビジョン内視鏡を導入。大腸に潜む、ポリープなどの突起物や微妙な色の変化をキャッチ。また、100倍拡大機能付き内視鏡と組み合わせることで、ミリ単位の病変の発見につなげる。
【次回は、胃ポリープと大腸ポリープの違いについて】
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