県政レポート【5】 熊本地震の現場に学ぶ 神奈川県議会議員(緑区選出) 古賀てるき
熊本地震が発生して1カ月半。余震が続く中、今なお多くの方々が避難生活を送られています。5月2日〜5日の間、現場へ入り微力ながらの支援活動と調査を行って来ました。
支援物資集中で「孤立」?
主な場所は阿蘇市。熊本市の北東に位置し、報道でよく出る益城町に比べると被害が小さかった地域です。
そのため当初は支援物資が届かず孤立集落となりました。被害の大きい場所に物資が集中するのは仕方ありませんが、物資を広く行き渡らせる仕組みの構築も今後の課題といえます。
意外な盲点、水は重い!
自衛隊による給水作業も行われていましたが、給水ポイントからの水の運搬が一苦労です。高層住宅が多い神奈川県では上階への運搬という問題も出てきます。
自助・共助の強化を
災害が発生すると行政対応=公助は、救急救命活動で手一杯となります。どうやって「わが身を守るか=自助」「ご近所と助け合うか=共助」がカギとなります。
折しも5月16日には関東でも地震がありました(緑区は震度4)。まずは最低3日分の水と食料の備蓄や、避難場所・避難経路の確認、そして近隣とのつながりの再確認から始めましょう。
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「紅麹」から考える安心な暮らし4月4日 |
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